【技能実習】「人が辞めない」監理団体の人の育て方

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2021.02.11

市ヶ谷の外国人労務特化型弁護士片岡邦弘です。

先日ある監理団体の監査に伺いました。

その際、責任者の方(仮にKさんとします)からうかがった

「人の育て方」

についての話が素晴らしかったので、Kさんにもご了承いただき、そのことについて書きたいと思います。

 

「人が育たない悩み」は皆さんあります

部下を育てようと思うとき、皆さんはどうされていますか?

例えば

✓横について細かく教える

✓わからなかったら聞くようにと指示する

✓参考文献を教える

といったようなことは皆さんされていると思います。

でも、それだけでは

「人は育たない」

ということは人を教えた経験のある方は皆さん悩まれていると思います。

 

Kさんの人の「育て方」ー自身の意識づくりが肝心

Kさんの下で働いている人たちは、

とても生き生きとしていて、自信をもっているように見える

その秘訣はどこにあるのか。

 

Kさんは、部下の皆さんに、

「自分たちは自分達だから相手を意識しすぎる必要はない」

「『自分たちは自分達だ』と思っていれば、他者がなにをいっても何事にも動じる必要はない」

「他者ではなく自身の意識づくりが肝心なんだ」

と日ごろから言い続けているそうです。

こういわれ続けた部下の皆さんは

「自分の仕事に誇りを持っている」

ということを日々接していて強く感じるところです。

加えて、

「なぜそのことをするのか、背景事情を含めて理解しなければならない」

とも話されているそうです。

 

背景を理解していれば指示されたことが記憶に残ります。

そして、背景事情を基に応用していくことができます。

本当に

「仕事とも自分の部下とも真剣に向き合っている」

と感じるKさんのお話でした。

 

離職者が出ない理由は「オンとオフのメリハリ」

Kさんによると

「うちからは離職者がでていない」

とのこと。

監理団体の仕事は日々トラブルの連続です。
離職率は一般的には低くないと思います。

 

それなのに、Kさんの所属する監理団体は
人が辞めるどころかどんどん増えている。

それはなぜなのか。

Kさんによると

「仕事は徹底的に厳しくする」

でも、

「仕事を離れたところのメリハリも徹底している」

とのことでした。

厳しい上司の下で働いているはずなのに、

部下の方々が生き生きと仕事をしていて全く委縮していない

その理由がよくわかった瞬間でした。

 

まとめ

人を育てるには

✓仕事にプライドを持たせること
✓しっかりと考える姿勢を持たせること
✓オンとオフのメリハリをつけること

どれも欠かせないことだと思います。

僕も少しずづでも周りを成長させることができる人になっていきたいと思います。

この記事を書いた「Linolaパートナーズとは」

弁護士
弁護士

片岡 邦弘

Linolaパートナーズ法律事務所 代表弁護士(第一東京弁護士会所属)
外国人労務特化型弁護士/入管法届出済弁護士
1978年東京生まれ、東京在住

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